「仕事場を問わない」従業員向けにハイブリッドワークプレイスを有効にする
優れた新しい職場
職場は急激に進化しています。新型コロナウィルス感染症の流行により、通常であればほとんど破壊的であると解釈されるような形で、企業の職場は急激な進化を遂げています。
企業のCIOは、従来のオフィススペースがほぼ使用されていないなか、従業員の大部分をリモート作業環境にすることに尽力しました。また従業員も自宅環境での作業を受け入れ、中には、自宅を離れ、実家のそばに引っ越したり、より物価の安い都市で仕事することを選んでいます。今では文字通り、あらゆる場所から企業アプリケーションにアクセスできるようになりました。
CIOにとっては、これが「仕事場を問わない」従業員の概念の誕生となりました。
ほとんどのCIOにとっての使命は、長期的なアーキテクチャの基盤を検討する際に、企業アプリケーションへのアクセスに関して、こうした「職場を問わない」従業員をファーストクラスシチズンとして扱い、従来のオフィス労働者とほぼ同じ方法で、安全な接続と予測可能なアプリケーションパフォーマンスを確保することです。
生産性における新たな焦点
以前は、柔軟性に重点を置いた在宅勤務やテレワークが認められていました。この考え方は、リモートで働く従業員が一部(労働力の20%未満)である場合には問題はありませんでしたが、大勢がリモートワークするようになった今、CIOは生産性への影響も考慮する必要があります。これは、ビジネスの効率性と直接的な相関関係があります。
従来のオフィス環境への回帰が実現しそうな一方で、CIOは、作業環境がオンプレミスかリモートかに関係なく、生産性の高い従業員を確保できるモデルに重点を置いています。生産性と企業アプリケーションへの一貫したアクセスは、場所に関係するべきではありません。
複雑な従来のアーキテクチャ
リモートアクセスソリューションは何年も前から存在していますが、従来のアーキテクチャでは、新しいモデルを実現することが課題となっています。また、クライアントはオンプレミスのアグリゲーターまたはクラウドベースのアグリゲーターに接続できますが、多くの組織は、リモートアクセスとプライベートネットワーク用に並列WANインフラストラクチャをセットアップする必要がありました。それらを一貫した方法で管理することの運用上の複雑さも課題であり、リモートワーカーに安全な方法で予測可能なアプリケーションアクセスを提供することは常に骨の折れる作業になっています。
これらは認識されていた問題でしたが、影響を受けるのは従業員のごく一部であったため、CIOとIT組織はベストエフォートベースで管理し、多くの場合、問題により多くの帯域幅を投入して、リモートワーカーのインターネット接続を補助していました。
ユーザーとアプリケーションがいたるところにあるという概念に対応し、一貫したセキュリティ体制を確立して、サービスとして提供できる柔軟なアーキテクチャを提供できるようにすることは、多くのCIOが積極的に模索していることと一致しています。どちらかまたは両方のアーキテクチャは、物事を迅速に進めるには適しているのですが、長期的に維持するには運用が複雑になります。
ハイブリッドワークプレイスにおけるAryakaのアプローチ
Aryakaソリューションが他とは違うのはこの点です。クラウドファーストWANの原則に基づいて構築されたAryakaソリューションでは、マネージドSD-WANとSecure Access Service Edge(SASE)のアーキテクチャ要件にネットワーク・アズ・ア・サービスの最適な要素を提供します。
- まず、ソリューションは完全管理型です。CIOやその組織はこのソリューションを「簡単なボタン」としてとらえることができます。追加、移動、変更が非常に簡単にできます。すべてアズ・ア・サービスとして実現される、AryakaのクラウドファーストWANが提供するアーキテクチャの柔軟性により、組織はサイトとユーザー、オンプレミスとクラウド展開、そしてネットワークとネットワークセキュリティ間の境界をあいまいにすることができます。
- 次に、クライアント自体がPoPで終了し、AryakaグローバルPoPのサービスインテリジェンスを活用して「どこからでも」接続できるようにし、またPoPに組み込まれているWAN最適化を活用して、予測可能なアプリケーションパフォーマンスを実現できます。
- 最後に、アズ・ア・サービスとして提供されるネットワークとネットワークセキュリティのコンバージェンスにより、簡素化を促し、総所有コストを削減できます。
上記のすべての組み合わせることで、ネットワークチームとセキュリティチームは、ビジネスワークフローの中断を最小限に抑えながら、ハイブリッドワークプレイスの採用を促し、「仕事場を問わない」従業員とパートナーの生産性を最大限にできます。
Check PointソフトウェアとPalo Altoファイアウォールをサービスエッジノート(ANAP)に統合することで、ホストと管理の両方を行う仮想化機能として大きなけん引力があることが分かります。これらはすでにエッジでのネットワークとセキュリティ機能の統合を推進しており、TCOの削減に役立っています。AryakaサービスPoPには豊富なサービスインテリジェンスが内蔵されており、こうしたインスタンスのすべてにおける制御ポイントとして機能します。
そしてプライベートアクセスのオファーにより拡張されるようになりました。Aryaka SmartSecure製品とクラウドファーストWANの原則は、拡張するSD-WANとSASEアーキテクチャのニーズに、世界中で一貫した方法で対応することを目的に作られています。
次世代型マネージドSD-WANおよびSecure Access Service Edge(SASE)の構築ブロック
Gartnerによる定義では、SASEは基本的なレベルで、ネットワーク・アズ・ア・サービスとネットワークセキュリティ・アズ・ア・サービスのコンバージェンスを定義します。サイトとユーザーの両方に特化した要件に対応するサービスデリバリーモデルに重点を置くクラウドファーストアーキテクチャです。
AryakaのクラウドファーストWANを使用すると、企業は次世代のSD-WANおよびSASEのアーキテクチャ構築のためのネットワークとセキュリティのアーキテクチャを将来にわたって保証できるようになります。 CIO、ネットワークとセキュリティの専門家、クラウドアーキテクトは、これが完全に管理された統合製品を活用することに関心がある組織にとって、最高の選択であると確信できます。
最終的に、こうしたアーキテクチャの目標は、組織に最大限の柔軟性を与え、中断を最小限に抑えて高いアジリティで、ビジネスが変更をより適切に管理できるようにすることです。CIOは今日の変革推進者であり、リスクを抑えて組織をより迅速に成長させる変革イニシアチブを実施することが義務付けられています。そうした状況におけるWANのトランスフォーメーションとセキュリティは、その状況で正しく機能するための重要な基盤になります。
こうしたソリューションはすべて、従業員の生産性とコラボレーションを向上させ、パートナーや顧客と企業の製品とのエンゲージメントと採用を促すという目的を最終的に達成するための手段です。
組織は従業員で作られており、その組織は今日も進化しています。より多くの組織が、仕事を場所ではなく活動としてとらえるという考えに順応すれば、この変化を推進するように調整されているアーキテクチャに、より大きな影響を与えることができるでしょう。
Aryakaの新製品により、そうした組織はその方向に自信を持って一歩を踏み出すことができるようになります。
Press Release: Aryaka、ハイブリッドワークプレイスと「職場を問わない」従業員向けに業界で最も柔軟なVPNを発表.